山口県栄養士会・勤労者支援&地域活動、教育研究、学術領域合同研修会
サペレ(Sapere)メソッドを学ぼう!
研修では従来の栄養教育とは異なる全く新しいアプローチの食育手法である「サペレ・メソッド」をご紹介します。この手法は個人の食嗜好や内発的動機付けを重視する感覚学習(sensory learning)であり、研修では理論と実践を組み合わせた具体的なワークでの実体験も行います。
この手法は、子どもの偏食改善やよく噛んで食べる等の望ましい食習慣の形成に有効なことを確認しています。さらに、大人であっても食に対する自らの感覚に自信を持って、自分の考えを伝える楽しさに気付くことから、食に対する意識の改善や食欲向上にもつながります。
講師紹介
染井 順一郎
管理栄養士、技術士(総合技術監理、農業)、栄養教諭免許)
河口 八重子
管理栄養士、糖尿病療養指導士、公認心理師
研修内容
1. 海外で広がる「サペレ・メソッド」
フィンランドなど諸外国の事例を参考に取り組み開始
2. なんと 2 歳から?in 京都
2017 年から 500 回以上の「五感をきたえる味の教室」の実践
3. リアル五感体験
会場参加者の手元に食材を準備しての簡単なワーク
4. 五感体験活動の実際とコツ
五感を意識して使う、感じたことを表現する、楽しく遊ぶコツ、など
5. 質疑応答
研修実施要項
定員
100名
日時
2024年9月7日(土)
12:30~受付開始
13:00~16:00 研修会
場所
山口県総合保健会館 1階 健康指導室
※会場で対面のみの開催です。オンライン配信はありません。
料金
会員:2000円
会員外:4000円
お申込み&お問い合わせ
山口県栄養士会
電話:083-932-8015
メール:info@yama-ei.com
Webからのお申込みはこちらから
https://n-s-s.sakura.ne.jp/yamaei/fmail/index.php?id=120
サペレとは?
サペレは「知る」「味わう」を意味するラテン語です。味わうことを通じて、自ら食について学びます。
自分の五感を使うことで、興味や好奇心を目覚めさせ、食の楽しさを発見することができます。
視覚:色、形、大きさなど
触覚:かたさ、肌触りなど
嗅覚:匂いの判別
味覚:五味、辛味、渋み
聴覚:咀嚼音の大小、高低など
誰もが意欲的に取り組む、子供主体の楽しい体験です。多感覚の同時入力とコミュニケーションによるアクティブラーニングでもあります。これらが一生涯の健康と学びの基礎を作ります。
①挑戦する力
まずは口にしてみる
②感じる力
五感を集中して使う
③考える力
気づきや発見をする
④表現する力
表情や言葉で表す
⑤共感する力
会話をする